Medical System 事業部 上田Mgrより寄稿頂きました。
この本は2007年5月に発売されたDVD「紳竜の研究」Disc1の第二章「手段」より
2007年3月、NSC(吉本総合芸能学院)でただ一度だけ開催された
島田紳助さんの特別限定授業「笑いの教科書の作り方」「売れるために一番大切なこと」「M-1の戦い方」を活字におこして出版されたものです。
私はまだDVDは見ていないのですが、この本は文句なく面白かったです。
言葉も簡潔で読みやすいので、購入してまだ日も浅いですが、もう数回読み返しました。
基本的には、NSCの学生さん向け、これから世に出ていく若手芸人の方々向けに
紳助さんが発している言葉を纏めたものですが、自己啓発本としてビジネスマンなどあらゆる人向けに読まれて然るべき本だと思いました。
特に印象に残った文章を以下に御紹介いたします。
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もし、5の才能の人間が、5の努力をしたとしたら、
5×5=25で最高の結果が出ます。
ただし、5の才能を持っていても、1の努力しかしなかったら、
5×1=5でたいした結果が出ません。
あるいは、3しか才能がなくても、5の努力を知っていれば、
もっと上に行くことができるはずです。
僕がよく言うのは、「X+Y」でものを考えろ、ということ。
「X」は自分の能力。自分は何ができるのか。
これは自分にしかわからないのだから、
自分自身と向き合って必死に探すしかありません。
「Y」は世の中の流れ。これまでどんなことがあって、
いまどんな状況で、五年後十年後、それがどんな風に変わっていくのか。
「知っていることしか喋っていない」
本当にそう。僕は知っていることしか喋っていない。
でも、知っていることが一分野でも一箇所でも、人より深かったら、
「何でも知っている」と人は勝手に思ってくれる。これがポイントなんです。
僕たち喋り手は、本を読んで「頭」で記憶するのではなく、
実際に体験して「心」で記憶しなくてはならないんです。
「頭」で記憶したことはすぐ忘れます。
「心」で記憶したことは一生忘れません。
「心」で記憶するコツとは何なのでしょう。
これも才能なんだけど、ひとつに感情の起伏が激しくないといけない。
いつでも、「感じ」なければならない。
絶えず「心」で記憶できるよう、いつでも「感じ」られるよう、
「心」を敏感にしていないといけないんです。
人が知っていることは必要ない。
誰でもできることは誰かに頼んだらいい。
僕たちは誰にもできないことをしないといけないんです。
知識のドーナツ化を目指しましょう。
誰でも知っている真ん中は要らない。
誰も知らない周辺を喋らないといけないんです。
「心」で記憶したことを喋ると、映像が見えます。
上手い喋り手が話してるのをみんなが「うん、うん」って聞いているでしょう。
あれは、耳で聞いているんじゃなくて、同じ映像を見ているんです。
「脳」で記憶したことを喋っても、映像は見えてこない。
同じ映像を見ているからこそ、人は共感するんです。
ボクサーは相手のアゴを殴って脳を揺らしてお金をもらう。
僕たちは人の「心」を揺らしてお金をもらう。
誰でも頑張って「5の努力」をすれば、「5の筋力」を得ることができます。
それを得ることができたら、この世界が駄目でも、他の世界で絶対成功できます。
なぜか。この世界が駄目だったら、次に見つけた新しい世界に「5」をかける。
それが駄目だったら、また次に見つけた新しい世界に「5」をかける。
そうやっていったら、そのうちにちゃんと自分に合う世界が見つかって、
成功するんです。
「5の筋力」を持っているやつは時間はかかっても絶対成功する。