2008/9/20 土曜日

思考のボトルネックを解除しよう! 石川和幸(著)

Filed under: 問題解決 — morinaga @ 21:24:44

  << 目 次 >>

  第1章 ボトルネックって何だ?
  第2章 「知識」のボトルネックを分解する
  第3章 情報のボトルネックを解除せよ
  第4章 手法のボトルネックを解除せよ
  第5章 技能のボトルネックを解除せよ
  第6章 「知識」のボトルネックを改善しよう
  第7章 「選択」というボトルネック
  第8章 最後のボトルネック、「生/活力」のボトルネック

恥かしながら、ボトルネックの正確な意味を今知りました。

 ボトルネックとは、隘路(あいろ)のこと。
 系(システム)のアウトプットが制限される制約条件のこと。

まず、「物理的なボトルネック」について簡素にまとめられています。

世界的に有名な『ザ・ゴール』でも気づかせてくれた事として …

 ボトルネックがシステム全体のアウトプットを決める
 同一システム内では、ボトルネック以外でもがんばってもムダ

そして、ボトルネック改善には5つのステップがあると。

 ①ボトルネックを特定する
 ②ボトルネックを最大限活用する
 ③他をボトルネックに同期させる
 ④ボトルネックの能力を引き上げる
 ⑤また①に戻る

ここで、注意すべきは③で”引き上げる”のでなく、”引き下げる”といった部分でした。

では、本書の本題である「思考のボトルネック」とは?
以下の3つに分類されてます。

 ①知識 - 情報・手法・技能
 ②選択 - 認識・選択・前提
 ③生/活力 - 健康・習慣・好奇心

実は、この部分を読んでいる時に、IBM研究会がありました。
私が入っているチームの題目から、発表の内容をどうするのかが結構むづかしいかなと感じていました。
2回目の開催で皆で調査してきた内容を、各自発表するのですが、そこからの展開にも悩んでいました。

とりあえず、題目と方向性を5×5マップとSWOTを複合させた図を作成しておき、
皆の内容を記載する事で、偶然ですが、簡略な分布図ができました。
そこから、詳細のネタを出てきた時も時間軸で書いていき、詰まった時点で
ブレーンストーミング的に展開する事により、開始前に想像した以上に上手い具合に進みました。
(その後のプレゼン内容、スケジュールについても。)

まさに、フレームワークやさまざまな手法の有用性を強く感じました時間でした。
本書は、焦点を明確にする為に「ボトルネック」がキーワードとなっていますが、
様々なフレームワークにも紹介されています。

一つの本で得た知識をしっかり実行する事が、第一番目に大切なことだと思いますが、
同じタイミングで、フレームワークに関したこういった事に遭遇すると、
経験・視点が違う著者を色々読む事で、より広い視野が持てると感じましたね。
(最近は、問題解決・フレームワークに関する本が数多く出版されていますので)

それ以上に本書から強く感じた事が、もう一つあります。
ノウハウ的に見れば、第2章~第6章まで費やされて記載されている「知識のボトルネック」を熟読すれば満足できそうですが …
実際、私も最初は一生懸命その部分に注視していました。

しかし、最後まで読んで、何度も読むと「ボトルネックの解消」について、やっと理解できた事がありました。

 ・選択は知識を凌駕する
 ・「生/活力」は「選択、知識」を凌駕する

何度か読む事で、知識を得(消費した)たと感じましたが、それだけであれば「わかった」で終わると。
実際、数回も読むと「そう、そう、ここ覚えた」って感じになります。

しかし、「選択」を選択しなければ始まらない。
「生/活力」の部分が無ければ、正しく「選択」できない。

それを一瞬でイメージ的に体感させられた言葉が、”あとがき”にあった 「グランドデザイン」。

結構、厚手で非常に中身が濃かったので、何度も読んだという事で、
最初に読み飛ばしてしまった部分や、意識から漏れていた部分が、やっと目に入ったと …
ブログに書く事を意識した時に、その部分に重要な意味があったと理解できました。
そこに気付いた今が、ブログにすべき時だったんだと感じた本でした。

問題解決に関して興味ある方は下記のブログを参照されたらいいと思います。
本当に「できる人に」なるための「問題解決本」とは? ●大竹

追記:
9月13日の社内フォーラムで紹介した「Google経済学」が、アマゾントップセラーでも25位以内に上がり、
8月に紹介した「奇跡のリンゴ」もベスト100直前まできましたし、最近購入した著作も、翌日、ベスト5ぐらいまで急上昇し、驚きました。
事前の情報が無い著作を、リアル書店で選択しするので、なんか非常に嬉しく感じます。
(最近はリアル書店に行く回数も、読書数もめっきり減ったので、殊更ですね)

コメント (3) »

  1. 森永Mgr様

    思考のボトルネックの著者の石川です。
    書評ありがとうごじます。

    「選択」の件に気づいていただき、かつその他読み込んでいただき、
    うれしい限りです。

    どうも私とも、お近い仕事をされているようですね。

    これからも本を出していきますので、
    末長く、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。

    コメント by 石川 和幸 — 2008/9/21 日曜日 @ 13:53:27

  2. 著者自からの、ご訪問有難うございます。
    拙い感想文ですが、コメントも有難うございました。

    今後の出版時も是非とも読ませていただきます!
    こちらこそ、よろしくお願い致します。

    重ね重ねですが、訪問とコメントに感謝いたします。

    コメント by morinaga — 2008/9/21 日曜日 @ 21:30:57

  3. 思考のボトルネックを解除しよう!…

    書評リンク - 思考のボトルネックを解除しよう! (more…)

    トラックバック by 書評リンク — 2008/10/1 水曜日 @ 11:21:06

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