2008/7/15 火曜日

Hot Pepper ミラクル・ストーリー – リクルート式「楽しい事業」のつくり方 平尾勇司(著)

Filed under: 経営・経営者 — morinaga @ 11:45:12

 【 目 次 】
  第1章 『ホットペッパー』の本当のすごさ
  第2章 『ホットペッパー』とはいったい何なのか?
  第3章 失敗が教えてくれた11の警告
  第4章 事業立ち上げの仕組みづくり
  第5章 急成長のキッカケとそのしかけ
  第6章 顧客接点づくりの仕組み化
  第7章 セオリーに反する営業の仕組みづくり
  第8章 マネジメント・リーダーの育成

個人的には大絶賛の1冊です。
発売当初、アマゾンのトップセラー100にランキングされますが、ロングステイする事なく陥落。最近、突然、ランキングに復活しています。

スゴ本だと思う理由1

 『ホットペッパー』事業の成功物語である。
 同時に、前身の雑誌で、失敗事業である『サンロクマル』の再生物語でもある。

成功物語が面白いのは、ある種普通。
しかし、失敗事業の中で苦闘し、疑心暗鬼になり、涙を流す人々が再起する部分も含み、読み物としては一層面白いと。
”「不幸を招く物」を削り上げて「幸運のお守り」する” ことの方がはるかに困難と言えます。

スゴ本だと思う理由2
ストーリーとして面白いだけでなく、事業戦略が俯瞰的に学べる。
及び、各論的にも、組織、セールス、マネジメント等々も学べる。

スゴ本だと思う理由3
通常、”事業成功物語 = 経営者の成功物語”という独善的視点が多々である。
(独善的と言う言葉には、二律背反の意味がありますが)
本書では、平尾氏の話でありながら、版元長、エリアスタッフの話でもあるのがいい。

< 印象的・含蓄深かった言葉 >

 ・数値で比較検証、「なぜ、なぜ、なぜ」を繰り返す
 ・正しい基礎の型を作る事がマネジメント。
   つまらない失敗や壁で止まる無駄な時間を取り除く。
 ・「信じられる必勝シナリオ」と「心を動かすシナリオ」が必要。
   すなわち、科学的だが情に満ちた戦略プラン。
 ・営業を科学する。 
 ・誰がバカなのかわかる組織
 ・お前はメンバー全員を殺す気か?
 ・偶発的発見 → 仕組み化 → 共有できる汎用化
 ・営業のアウトソーシング化ではなく、
   インフォース化(内部組織化) → 一人屋台方式
 ・顧客ニーズは多様化していない。 → 型にはめろ
 ・事業はストーリーだ、勝つシナリオを作れ
 ・戦略が正しくても結果が出ないこともある。
   それは、「実行していない」からだ。
 ・伝えるとは事業マネジメントの重要な責任であり、
   習得すべき技術である。
 ・「じつは勝負していない」ことが事業のうまくいかない原因である。

ここでの言葉で理解したと思わず、本書の語り口を通して読んで欲しい言葉ばかりです。(ここに、記載した以外もありますから ・・・)

ランキング落ちした著作が、しばらくの時を得て復活するのは良書の証。
とりあえず、なにはなくとも読むべしと言える渾身の1冊!

2008/7/12 土曜日

社内映写会 「最後の授業」 ランディ・パウシュ+ジェフリー・ザスロー(著)

Filed under: 自己啓発 — morinaga @ 22:47:02

 【目次】
  はじめに
  第1章 最後の講義
  第2章 僕はこうして夢をかなえてきた
  第3章 僕を導いてくれた人たち
  第4章 夢をかなえようとしているきみたちへ
  第5章 人生をどう生きるか
  第6章 最後に
  謝辞
  カーネギーメロン大学について
  訳者あとがき
  著者・訳者紹介

「最後の授業 - 僕の命があるうちに」 公式ページ

本年度の6月初旬よりネット内では既に話題となっていた本書。

404 blog not found 「最初の講義」 – 書評 – 最後の授業
 ( だまされたと思って、いやだまされるために見ろ、そして読め! だまされればだまされるほど、感動と感謝が深まるから ~ )

マインドマップ的読書感想文 【感動】最後の授業ランディ・パウシュ
 ( 本を読んだ時点で、まだ動画を観ていなければ、きっと観たくなると思いますし、本を読む前に動画を観ていた人なら、もう一度観返したくなること必至。 )

個人的に6月中旬に読みましたが、本学で取り上げるかどうかは迷っていました。
本来の目的からちょっとずれる意味があるからです。

しかし、自分で読み多くの書評をつぶさに見ているうちに、映写会を実施してみようかと。(最終的には、7月6日(日)に六本木アカデミーヒルズで上映会が開催された記事を見てですが …)

 たつをのChangelog
   ”ランディ・パウシュの「最後の授業」の上映会に行って来ました”
 俺と100冊の成功本
   ”ランディ・パウシュの「最後の授業」の上映会に行って来た”

実施しての反省点がいくつかありました。
内容に関しては、本から印象深い部分を抜粋していたのですが、ネタばれになるので資料化して配布しませんでした。初めての感覚で見ていると、字幕でみるので一回みただけでは、映像だけではわからない状況や背景が伝わりにくいかもと。(私は一度、DVDを見て本も読んだので、自宅で見るよりも入り込めましたが、本だけで講義に無かった部分もありましたから。)このあたりは、1回の映写会で前知識が無い人の為には、紹介用の資料が必要だったのかなと。

感想として、ある人から「凄く感動したと … 一人で見ていたら …」
そういった言葉をたった一人からでも聞ければ、やって良かったかなって。
(方法は上に書いたように、もっと考えなくてはいけなかったと思いますが)

但し、順番としてはDVD → 本である事は間違い無いですね。
簡易資料 → DVD → 本 → DVD が一番ベストなのかなと思っています。

< 本、DVDからの印象深い部分 >
●講義を行う事に関して
・「傷を負ったライオンは、まだ吠えられるかどうかを確かめたい」と、僕はジェイに言った。「威厳と自尊心の問題だ。虚栄心とは少しだけ違うんだ」
・僕の講義は「死ぬ事」についてではなくて、「生きる事」についてで無くてはならなかった。

●その他 …
・配られたカードを変える事はできない。
変えられるのは、そのカードでどのようにプレーするかだ。
・夢をかなえる道のりに障害が立ちはだかったとき、僕はいつも自分にこう言い聞かせてきた。
レンガの壁がそこにあるのは理由があるからだ。僕たちを寄せ付けないためではない。
この壁は、自分がどんなに真剣に望んでいるかを証明するチャンスを与えているのだ。
・「頭のフェイント」では、何かを教えるときに、別のことを学んでいると思わせる。
・「計画はいつでも変えられるが、計画がなければ変えることもできない」
・「十分に時間をかけて待っていれば、人はきみを驚かせて感動させるだろう」
だれかにいらいらしたり、腹が立ったりするのは、その人に十分な時間を与えていないだけかもしれない。
・ 幸運は、準備と機会がめぐりあったときに起こる 

●最後の授業の真意 - 二つの頭のフェイント
 ・ 夢をどのように実現させるかという話をしたのではありません。
  人生をどのように生きるかという話をしたのです。
  人生を正しく生きれば、運命は自分で動きだします。
  夢のほうから、君たちのところにやって来るのです。
 ・この部屋にいるみなさんだけのために話したのではありません。
  … 「僕の子供たちのためなんです」

●裏話
講義の時のポロシャツ - ディズニーのイマジニア(夢を形にする人)として過ごした時にもらった。
奥さんが教授と抱き合った時、教授の耳元でなんとささやいたか?
  … 「お願い、死なないで」(涙)

この他にも、多くの沁み入る言葉ばかりでした。
そして、「最後の授業」の真意から感じたことは、命は絆だと。
親から自分に受け継ぎ、子供へと受け継がれ、いつかどこかで輝くように。

ランディ・パウシュ氏が、満足する日々をすごせるように願って …

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合せて読みたい - 生命に関して感じた著作

生存率20%以下の闘病生活に打ち克ち、マイヨ・ジョーヌを着る。
さらに7連覇を達成。

フィリピンのスモーキーマウンテンで出会った少女は、あなたの夢はなんですかと聞いた私にニコニコと明るい笑顔えを浮かべながら答えました。
「私の夢は大人になるまで生きることです」

「みなさんに明日がくることは奇跡です。
  それを知っているだけで、日常は幸せにあふれています」。

言葉は無い … 
文字を読むのでなく、感じる名作

Aging is Beautiful!

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