Hot Pepper ミラクル・ストーリー – リクルート式「楽しい事業」のつくり方 平尾勇司(著)
【 目 次 】
第1章 『ホットペッパー』の本当のすごさ
第2章 『ホットペッパー』とはいったい何なのか?
第3章 失敗が教えてくれた11の警告
第4章 事業立ち上げの仕組みづくり
第5章 急成長のキッカケとそのしかけ
第6章 顧客接点づくりの仕組み化
第7章 セオリーに反する営業の仕組みづくり
第8章 マネジメント・リーダーの育成
個人的には大絶賛の1冊です。
発売当初、アマゾンのトップセラー100にランキングされますが、ロングステイする事なく陥落。最近、突然、ランキングに復活しています。
スゴ本だと思う理由1
『ホットペッパー』事業の成功物語である。
同時に、前身の雑誌で、失敗事業である『サンロクマル』の再生物語でもある。
成功物語が面白いのは、ある種普通。
しかし、失敗事業の中で苦闘し、疑心暗鬼になり、涙を流す人々が再起する部分も含み、読み物としては一層面白いと。
”「不幸を招く物」を削り上げて「幸運のお守り」する” ことの方がはるかに困難と言えます。
スゴ本だと思う理由2
ストーリーとして面白いだけでなく、事業戦略が俯瞰的に学べる。
及び、各論的にも、組織、セールス、マネジメント等々も学べる。
スゴ本だと思う理由3
通常、”事業成功物語 = 経営者の成功物語”という独善的視点が多々である。
(独善的と言う言葉には、二律背反の意味がありますが)
本書では、平尾氏の話でありながら、版元長、エリアスタッフの話でもあるのがいい。
< 印象的・含蓄深かった言葉 >
・数値で比較検証、「なぜ、なぜ、なぜ」を繰り返す
・正しい基礎の型を作る事がマネジメント。
つまらない失敗や壁で止まる無駄な時間を取り除く。
・「信じられる必勝シナリオ」と「心を動かすシナリオ」が必要。
すなわち、科学的だが情に満ちた戦略プラン。
・営業を科学する。
・誰がバカなのかわかる組織
・お前はメンバー全員を殺す気か?
・偶発的発見 → 仕組み化 → 共有できる汎用化
・営業のアウトソーシング化ではなく、
インフォース化(内部組織化) → 一人屋台方式
・顧客ニーズは多様化していない。 → 型にはめろ
・事業はストーリーだ、勝つシナリオを作れ
・戦略が正しくても結果が出ないこともある。
それは、「実行していない」からだ。
・伝えるとは事業マネジメントの重要な責任であり、
習得すべき技術である。
・「じつは勝負していない」ことが事業のうまくいかない原因である。
ここでの言葉で理解したと思わず、本書の語り口を通して読んで欲しい言葉ばかりです。(ここに、記載した以外もありますから ・・・)
ランキング落ちした著作が、しばらくの時を得て復活するのは良書の証。
とりあえず、なにはなくとも読むべしと言える渾身の1冊!
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