2008/4/30 水曜日

『情報は1冊のノートにまとめなさい―100円でつくる万能「情報整理ノート」』 奥野宣之(著)

Filed under: ライフハック — morinaga @ 11:45:18

これ程、トップセラーに長らくとどまるとは … 正直な感想です。
発売後すぐに書店で見た時は、直感的に興味をそそられました。
しかし、いまどき1冊のノートってのはと。
また、仕事で1冊のノートを使い、時系列的に書きこむのは通常よく見る方法ですの …
しかし、完全なロングセラーですね、なにせランキング外にダウンしないどころか、ずっと上位ですから。

 【 目 次 】 (「BOOK」データベースより)

  第1章 複雑なのは続かない、使えない
  第2章 情報を一元化する技術
  第3章 予定と記録を一元化する「時間管理術」
  第4章 ネタになる断片メモの「保存法」
  第5章 メモを宝に変える「アイデア術」
  第6章 分類せず一発検索する

通常手帳で管理する事が、ノート一冊と比較されています。

①スケジュール・日記
②メモ・備忘録
③ノート
④電話・アドレス帳
⑤資料
⑥収納力
⑦携帯性
⑧コスト
⑨参照性・検索性
⑩その他

ここでの対比表を見る限り、大きく遜色がないように見えます。
(手帳派の方は色々あるでしょうが)

とくかく、極限までそぎ落としたと言えます。
特徴として書かれている事を簡単にまとめると。

 シンプル → 続けられる
 低コスト  → じゃかじゃか使える
 文庫本サイズ A6ノート → 携帯性に優れている
 一元化 → 必ずある

勘のいい方であれば、問題点は見えてくると思います。
すなわち、記載事項をどうやって探すかが大変だろうと。

ここが奥野氏のノウハウです。
索引は別途に作成して、それをもって探すと。
その為の必須事項

①必ず時系列で記載する
②インデックスを6桁の日付とする

そう、これだけ。(笑)

細々したネタは、他にもいくつもありますが、これ以上記載するのはネタバレになりますので、外郭のみ記します。

①略字に使用法も書かれています。
②速記のコツ
③資料はどうするか? (これもシンプル)
④ペンは?
⑤必要最小限の文房具

その他にも、記載した情報に関する奥野氏の考え方もあり、シンプルながら実践した体験論からですので、納得できる部分が多々あった一冊です。学んで思わざれば、即ちくらしを痛感させられた一冊。

 手帳・メモ・ノートで著名なものを上げておきますので、参照ください。

今日も、ここまで、あなたの貴重な時間で、
“「本学」講座” をお読みいただき、有難うございます。

マインドマップ読書感想文 トラックバックURL : http://app.blog.livedoor.jp/smoothfoxxx/tb.cgi/51401193

2008/4/26 土曜日

顧客・販促の再考を、激列にもたらす1冊。 お客様は「えこひいき」しなさい! 高田靖久(著)

Filed under: 営業・販促 — morinaga @ 21:56:25

 【 目 次 】 (アマゾンより引用)

 【第1章】なぜ、えこひいきが重要なのか?
  01.客は平等に扱うべきか?
  02.優良企業は、すでに「えこひいき」を実践している
 【第2章】どの客をえこひいきするか?
  01.4つの客層で、えこひいきしろ!
  02.無駄な値引きは、もうやめろ!
 【第3章】『マン・ツー・カンパニー』の経営を行なう
  01.リッツ・カールトンが実証する、世界最高峰のえこひいき
  02.「会社」が客を認識する、マン・ツー・カンパニーの経営
  03.顧客データベースなくして、えこひいきは実現しない
 【第4章】驚異の『ランクアップシステム』を実行せよ!
  01.JALマイレージサービス、真の驚異とは?
  02.客をえこひいきする仕組み 「ランクアップシステム」とは?
 【第5章】客にかける「経費」をえこひいきしろ!
  01.優良客は、経費をかけてえこひいきする
  02.インターネットが、えこひいきを変える

『一日5分奇跡を起こす! 小さなお店、大逆転の法則』”>『一日5分奇跡を起こす! 小さなお店、大逆転の法則』

激烈に、お勧めの1冊です。
ある層の顧客への優遇措置、すなわち 「えこひいき」で、リピーターの囲い込みだけであらず、新規顧客獲得までつなげる方策です。

とにかく、高田氏のクライアントの実績が凄い。

DM反応率は通常、3%ぐらいがめどであるのが定説です。
5%いけば十分、10%こえるなら万々歳!なんですが …
『日本料理しげまつ』 での実績
驚異の反応率、悪くて30%、いいときは50%を超えると。
ありえない、数字です。(笑) でも、これ地元福岡郊外店の実績です。

もう一店は、借金5000万円 自己破産寸前から、驚異の売り上げ高260%のV字回復のこの店。
『釜めしもよう』
(これは、隣の北九州市ですね。)

高田氏のクライアントかどうかが文面からはわからないが、「えこひいき」の例として。
「大・大王様ビール」 … って、ツールです。(笑)

「海鮮居酒屋 はじめの一歩」

これも福岡市で当社のすぐ近くですね。(笑)

で、その方法論とは、「えこひいき」を徹底的に行って、4ステップをクリヤーすると。

 ①新規客を【集める】手法
 ②客を【固定客にする】手法
 ③客を【成長させる】手法
 ④客を【維持する】手法

著者のクライアントデータを分析すると、

 売上の75%は、わずか30%「特定少数」客で構成されていた。

いずれの業界でも、もっとも注視されるリピーターをデータベースから分析する事によって判明するのですが、実際の数字を目にすればより強烈でしょうね。
非常にシンプルな法則ながら、実に強烈です。

この法則と顧客心理の分析から、ポイントカード、フリーペーパー、値引き等の問題点を明確にしています。
例としては、高田氏のクライアントのみでなく、リッツカールトンから始まり、大手企業も種々紹介されています。
(著者のリッツカールトンでの経験は、逆説的であるが故に、実に真実味があります。)

メーカー、商社、銀行の訪問、VIP待遇
NTTの長期顧客契約
JALのマイレージ
吉野家のつゆだく、牛皿
ホテル常連客への配慮
百貨店(地元で、わかる人はわかる)のゴールド会員

この手法は、既存客の守りだけでなく、バズ・マーケティングにまで関連しており、
最終章では、経費の観点から、ニュースレター・DM・メルマガ等に関しても言及しています。
各章に関して、参考文献のみならず、参考サイト、クライアント顧客サイトと、参照できるように、丁寧に付記されてます。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
ちょっと、異なる視点からの話ですが、私もかつて小売店向けのシステムとソフトを販売した経験があります。
普通に訪問して、「コンピューター屋で~す!」と行っても全く相手にされることはなく、価格も双方にとって中途半端でした。
(小さな小売店には高すぎて、売る側の企業から見ると相当数が売れないと活動するに値しない。)

セミナー販売でしたが、セミナー直後の成約率は開始当初は出席者の5~10%でした。
(1回のセミナーでの目標は20店のうち2社で、次回セミナーまでの期間を入れると成約率は上がります。)
これには、売れる為のファクターが有り、そのファクターを増やして好循環につながったからです。

講師は、その業界で成功した現役の社長で、ユーザー定例会でノウハウを共有する。
講師の話は、セミナー実施時に自主的にまとめて資料とする。
業界新聞、成功事例の著作を読み、知識・ネタを収集する。

私と先輩は、地元で有名店・競合点・新規店に行き、情報を仕入れる。
(店舗を写真撮影、内部レイアウト等々を視察、サービスを把握など)
地域おりこみのチラシをこまめに収集。
これらを、1冊のクリヤーブックにストーリーの流れで営業用資料とする。

これらは、情報機器に関する知識ではありませんが、ユーザーさんが最も望む情報でしたから、
門前払いの確率は極めて少なく、営業としては優しく大事に接してもらった憶えがあります。

ユーザーが情報機器を購入する理由の一つに、販売促進がありますね。
私の経験では、ノウハウと情報機器を上手くつなげる事まではできませんでしたが、
高田氏の優れた部分は、ノウハウとソフトが一体化している点は学ぶべき点です。

これは、クライアントと関係にも言えます。まさにWin-Winの関係だと。
本書のあとがき、メルマガ(4/23)を見ても、心動かされる率直な感謝の言葉でした。

今日も、ここまで、あなたの貴重な時間で、
“「本学」講座” をお読みいただき、有難うございます。

モチベーションが上がるワクワク仕事術 小林英二(著)

Filed under: ライフハック — morinaga @ 14:14:23

モチベーションは楽しさ創造から(著者 小林英二氏のブログ)
ベンチャーマネジメント HP(>(著者 小林英二氏の会社)

今回は地元に関係する著者です。
特にブログ “モチベーションは楽しさ創造から” は、”はてな” で500~1000のブックマークを連発されています。
ブログは、ブログ名のとおり “モチベーション” に関する事が中心となっており、そのブログから書籍化された書籍です。

 【 目 次 】
  はじめに
  第1章 「楽しさ創造力」こそ最強のビジネススキル!
  第2章 「真剣に楽しむ」ことが成功の鍵
  第3章 仕事を楽しむにはどうすればいいのか?
  第4章 「ワクワク発見力」を身につけよう!
  第5章 「ゲーム化力」を身に付けよう!
  第6章 テキパキと仕事をこなすための頭の整理術!
  第7章 感情のコントロール術を身に付けよう!
  第8章 高速学習術をマスターしよう!
  第9章 上司とのよい関係を構築する方法

かつて会議に関する書籍を取り上げた事があります。
ただ内面的には、一見、会議とは無関係な事がテーマとして思い浮かんだからでした。(記事では、そこにフォーカスを当てて言及しませんでしたが …)
テーマとは、勿論 “モチベーション” に関してです。

個人的な例ですが、私自身の職歴は、営業(受託・PC)、運用、保守、導入、派遣と結構変遷があります。20年前ぐらい、運用の職務時代の事ですが、オペレーターの管理は特に難しく感じました。(運用は何度か経験がありますが、直接の管理者ではなかったので、オブザーバー的に出席して意見する立場が大半でしたが。)

とにかく、モチベーションをどう上げるか、どう維持するかが難しい現場と感じました。(モチベーションにつながる材料が少なく思えた事が一因で、単純に、間違えるな、厳しくあれといった管理であれば、悩む事は少ないからです。)
キャリア的に明確な流れが無い場合・プロパーでなく派遣社員の方々によるチーム構成の時などは、正直な話、個人主義的でまとまりすら薄いと感じる時がありましたね。

方策としては、「定例会議を実施し、職務知識の共有化、目的・目標の策定、アイデアを募る」といった最も一般的な事が中心でした。
会議の実施がされた職場の場合は現場も改善されて、そして徐々に、会議自体も充実する方向に改善されていきました。
しかし、ルーチンしてくると活気がなくなって、これまたマンネリ化していくお決まりパターンになります。

その時代に自分なりに気づいた点は
①運用ルーム内の視点からの話でなく、その職務全体の外郭から説明する。

 エンドユーザー → 業務部門 → システム(情報システム) → 運用部門
 エンドユーザー ← 業務部門 ← システム(情報システム) ← 運用部門
 
職務の重要性を把握できるように話す。システムが巨大であれば有る程、専門職・セクト化して大きな視点からの認識を忘れるからです。そうなると、部品的・作業的な考えに取られ、だんだんと生気を失ってきます。
 

②①の流れの流れの中で、会議がその仕事全体の中で、どのポイントにあり、どんな機能があり、どう影響をするかを説明する。

 会議がなくても仕事は可能だが、本質的はクリティカル・ポイントである事を学んでもらう。

会議の方法論は、現場から具体的な事(仕組み化)も出てきますし、知識的に学べば優れた手法はいくらでも有ります。

しかし、結局は”モチベーション” をどうするかに尽きます。
①では、どれだけ大きな仕組みに関連した職務についているかを知ってもらう事で誇りにつなげる。
②では、そのシステムを稼働させるにあたって、会議の重要性を俯瞰的視点で理解してもらう。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

本書をこの時代に知っていたならば、もっと有用な方策が浮かんだのではと思えました。
個人的に最も印象深かったのは、「フロー理論」でした。

小林氏によるフロー理論まとめの一部から引用

・幸福を求めていない人間はいない
・「お金もちになりたい」などの欲望や快楽が満たされるだけでは、幸福にならない
・幸福になるには、「生きていく活動の中に『楽しさ』を見つけていく」必要がある
・「時間の流れも感じず、自分という存在すら忘れてその活動に没頭していく状況」を、
 人は楽しいと感じる。これをフロー状態という。
 (続く~)

このフロー理論では、
「成功への欲求イメージが強ければ強いほど、不幸感が高くなる」や、
「夢や目標をかなえることができない人は不幸」といった問いにも解を出してます。

夢や目標の達成は副産物であり、日々の活動が「夢の実現」「成功」である。

その他にも、モチベーションに関して下記の様々な視点と豊富な例で、法則が記載された300ページにも渡る力のこもった1冊です。

・脳
・心理学
・マントラ(個人版のクレド・企業理念と思ってもらえばよいのでは)
・手帳
・GTD
・コンサルタント的な思考方法 … etc

ブログも、日々更新中で是非一覧を、お勧めします。
今日も、ここまで、あなたの貴重な時間で、
“「本学」講座” をお読みいただき、有難うございます。

2008/4/24 木曜日

なぜ、あなたは働くのですか? 五十棲剛史(著)

Filed under: 自己啓発 — morinaga @ 14:40:18

秀でたビジネスマンとはどんなイメージあろうかと考えると…

1.人に関して - 現実的  (駆け引きが上手い、対応が上手い、世慣れている)
2.金に関して - 利に辛い (計算高い、数字に強い)
3.物に関して - 商品・サービスに関して知識がある。

個人的にパッと浮かぶのは上のイメージ。(ちょっと貧困なイメージかもしれないが)
しかし、突き抜けた人は、人・物・金に関しての実力があるだけじゃないですね。
世に出た人は、殆んどが著作を残すが、そこに書かれるのは実利以前の哲学・心構えがでてくる。

船井総研No1コンサルタントの五十棲氏も、その風貌・著作から上記のイメージをもったが、
この本で、No1コンサルタントであり続ける核が顕わにされたと感じた。

こういった類の本を出版されるタイプとは思っていなかったので、かなり驚いた。
しかし、理論派・分析系と思われるコンサルタント関連で、一流・カリスマとか評される人が
こういった仕事観を書籍にした場合、実に深く感じます。

———————————————————————————————
( 目 次 )
はじめに        
第1章   考えてみよう、なぜ自分は働くのか
第2章   仕事をするのは、カッコいい!
第3章   だれかの役に立つこと
第4章   なぜ、お金をもらうのか、その額を増やすのはなぜか?
第5章   僕は面白いから働いています
エピローグ
あとがき
———————————————————————————————
( 内 容 )

○はじめに

五十棲氏の経験からの話

かつて、ビジネスモデル・コンテストがあり、1~3位のベンチャー起業家がインテリジェントビルにオフィスを構えた。
3人の経営者とも同じように、情熱・信念・人間性が優れ、努力家であった。
1・2位は消えてしまい、3位の人だけが成功した。
3人の違いは一つでした。 「なぜ、あなたは働くのですか?」に対する答えでした。

本書のテーマを記した実話です。五十棲氏の答えは本章で。

○第1章   考えてみよう、なぜ自分は働くのか?

この章で、「はじめに」への答えを単刀直入に記しています。

夢や目標を持ち、達成期日を決めただけでは答えにならない。
ミッション(自分の役割・使命)を持たない夢や目標は、現実の仕事と乖離する。
乖離すると夢や目標をもって歩んでも、目の前の仕事が楽しくなく苦しむ。

ミッションが明確であれば、曖昧な将来であっても可能性は広がる。

確かに、到達地(夢・目標)を決める前の、心の動機(ミッション)を明確にしなければ、苦しい。

たしかに、プリミティブな感情(ワクワク・喜び・感動)でなく、頭で考えた理論が起点の場合は、本心でない。
そう、本心でなければ、た・の・し・く・な・い ・・・ ですね。

これ以前の、「働く前のあなた自身のアイデンティティ」に関する前提質問も出てきます。

「なぜ自分は働くのか?」の答えを導く前の予備質問
 1.あなたは人とどこが違う?
 2.いい仕事ってどんな仕事?

1の問いに対しては、『自己分析して2~3行で表すオリジナリティが、「世界に一つだけのオンリーワン」であるはずがない。』と。

そのオリジナリティへの五十棲氏の答えは 

『他人に評価される部分(長所・強み)で、他人を喜ばすもの(ニーズ以上のウォンツ)で、
自分の喜びと表裏一体である事。』 

かつ、純粋に『「すごい」と感じた感覚できめる。』

「私」を決める時に、他者との関係をもってオンリーワンとする視点が滅茶苦茶、面白い。
かつ、理屈でなく「すごい」と感じる爽快感で決めるといった感覚も、うなづけますね。

2への答えとしては、「1が明確になれば、ミッションも明確になる。」
いい仕事とは? … 楽しく、やりがいがあり、真剣に取り組める。と
では、悪い仕事とは?いい仕事の逆か?

ミッション・志がある人には、悪い仕事はない。全てがいい仕事となる。
これが、天職である。

自己分析による個(パーソナリティ・オリジナリティ)からの帰納法でなく、
最初に、「他者との関係」も含め全体的な視点から、ドカンと結論づけています。

この結論から部分的に見て行くと、理論的に納得できる演繹法といえますね。
そう感じさせない表現方法、流れが上手いというか、凄い。

○第3章   だれかの役に立つこと

「いい仕事 → 天職」で結論づけられたが、これには五十棲氏の親切な(笑)続きがあります。
営業でいえば、「いいお客さまにしか物を売らない。」
いいお客さまとは、自分の価値観・ミッション(志)に合致し、喜んでくれるお客さま。
ここを理解していなければ、強引な押し売りになるか、いいなりの奴隷のようになってしまう。

ここでのキモは、以下の質問です。

1.「どうして会社という場所があるのか?」
2.「そこでの、あなたの仕事はなんですか?」

五十棲氏は、初めに発生した役割を行う為に、対価をもらう必要がある。
この初めに発生した主体的な役割や、それを求められる事が「存在理由」である。
レゾンデトール(存在意義)といった言葉でよく語られますが、
これを忘れた企業ばかりになり、最近は不祥事が多発していると。

レゾンデトール(存在意義)を社員として理解できれば、営業であっても、経理であっても、技術であっても、
「そこでの、あなたの仕事はなんですか?」にも広い視野(社会での役割)での答えがでると。 

その他の章でも、例として、多くの経営者・会社の有名な話が出てきます。
有名でなくとも、実に面白い実例もあります。

「コンサル的でない部分」を突き詰めながら、最後には「現場への答え」に帰ってきている良書ですので、是非ご一読を。

今日も、ここまで、あなたの貴重な時間で、
“「本学」講座” をお読みいただき、有難うございます。

2008/4/18 金曜日

「ツキの最強法則」&「ツキを呼び込む 究極の成功思考」 西田文郎(著)

Filed under: 西田文郎氏 — morinaga @ 23:48:16

西田文郎公式サイト
サプリメント、メンタル指導のプロ|株式会社サンリ

脳科学の研究から、ツキや運を研究、指導している西田文郎氏の最新刊2冊です。今回、気合が入ったように2冊出版されましたので、2冊を同時に総括的にまとめてみたいと。

とりあえず、まずは経歴は以下のとおりです。

西田文郎(にしだ ふみお)
1949年東京生まれ。ツキを呼び成功をもたらす「強運開発」コンサルタント。日本におけるイメージトレーニング研究・指導のパイオニア。

30年以上前から科学的な脳の研究を始め、成功者の脳は潜在意識によって無意識のうちに、ツキや運を呼び寄せているという結論を導き出す。以来、ツキを呼び込み、強運をつかむ独自のプログラムで、国内のスポーツ、ビジネス、教育などあらゆる分野で圧倒的な実績を上げ、数多くの成功者を送り出し、トップアスリートや経営者たちから強く熱い支持を得ている。現在、トップアスリートのメンタルアドバイザーや、企業の社員教育、ビジネスマンの潜在能力開発セミナーなどの講師として指導に当たっている。

なかでも経営者だけに開催している『西田塾』には、全国から問い合わせが殺到するほどの人気があり、門下生は数千人に上る。著書に『No.1メンタルトレーナーが教えるできる人の3秒ルール』(小社刊)、『No.1理論』『ツキの大原則』(現代書林)などがある

    メンタル指導の成果・実績が凄く、スポーツ関連で有名どころを列記すると ・・・

①バスケット・ボール
 シャンソン化粧品シャンソンVマジック(指導中の実績)
  ・リーグ戦108連勝の記録を作る
  ・日本リーグ時代より続いていた連続優勝記録を10まで伸ばす。
   (この翌年、指導を離れた年に優勝を逃す)
②プロボクシング
 ・川嶋 勝重 元WBC世界スーパーフライ級王者(第17代王者)
③高校野球
 ・佐賀北高校、駒大苫小牧高校、常葉菊川高校(優勝高)

◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*

まずは、この著作、「ツキを呼び込む 究極の成功思考」からですが、著名な経営者方々も帯にコメントを寄せています。(「居酒屋てっぺん」の大嶋啓介氏、行動科学マネジメント研究所の石田淳氏、株式会社新規開拓の朝倉千恵子さん等々)

【 ツキを呼び込む 究極の成功思考 : 目次 】
  はじめに
  第1の思考 ツキ
  第2の思考 仕事
  第3の思考 人生
  おわりに

本書の以下の思いから、本書は出版されている。

最高の人生を歩むには、思考を変えること。
では、思考を導くものとは、それが言葉なのだ。

最強で最高の人生を歩むための言葉を集めた。
くじけそうになった時に思い出して欲しい。

見開き1ページに、右が2色の大文字で目に焼きつくように、左に解説の構成となってます。
印象的だった文言や解説の中の言葉、いくつかを挙げてみます。

 1.ツキは錯覚から始まる。
  - 「肯定的錯覚」と「否定的錯覚」があり、どちらをするかが分岐点

 2.愚かな我欲は捨てて、本物の欲張りになれ
  - 西田氏が見てきた多くの経営者から感じるのは、
    「私には我欲がない」と言っている人間に限って我欲が強く、
    「自分には、まだまだ我欲がある」と言う人間ほど、
    我欲の愚かさに気がついている。

 3.成功するケチになれ
   (「成功するケチ」と「失敗するケチ」があると)
  - しかし、「失敗するケチ」より愚かなケチがあると。
    挨拶をケチる、行動をケチる、感謝をケチる、
    勇気をケチる、素直をケチる

 4.とにかく、結果を出せ。結果を出さぬとクセになる。

 5.失敗など認めるな
  - 失敗を失敗として認めず、新たな発想を思い浮かべ、
     未来の成功を信じる。

 6.反省するなら明日に向かってしろ
  - 口先だけの反省は、問題解決に対しての思考停止を招く。
    逆に度が過ぎると後悔→自己嫌悪→マイナス思考を招く。

『72の言葉』から、ほんの6つを紹介しましたがいかがでしょう?

単純な言葉遊びではないのは、実績からもお判りになるとおもいますが、脳科学の点からも理論的に説明されているのもあり、理論・実績・言葉からのインパクトは十分過ぎるぐらいだと言えます。全ての解説や、これまでの著作を読めば、より深い部分で納得できます。

◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*

 「ツキを呼び込む 究極の成功思考」 【 目 次 】

  はじめに
  第1章  ツキと強運の原則はこれだ!
  第2章  潜在意識を変えて「ツキ」を引き寄せる方法
  第3章  ツイている人はさらにツイてしまうスゴイ法則
  第4章  ツイている自分を作りあげる、最強の法則
  第5章  人生が楽しくなる「最強思考」を身に付けよ!
  第6章  
    実践編1 ツキがどんどんやってくるブレインシートの使い方
  第7章  
    実践編2 1日5分、7日間で変わるイメージトレーニングCD 
  最終章  CDプログラム
  おわりに 

 ≪ 表紙帯の言葉 ≫
 著名なスポーツ選手やチーム、多くの経営者、
    ビジネスマンを指導し、絶大な信頼を誇る 
       ツキのカリスマ、西田文郎、初の実践書

続いては、帯にもあるCD付きの実践書です。
「ツキを呼び込む 究極の成功思考」は、ある種、どこから読んでも構わない構成ですが、「ツキの最強法則」は章順(図あり)にじっくり読み進むCDでの実践へ繋がる構成となっています。又、本書は実践書と帯に書かれているが、本のみでも十分な読み応えがあります。

今回、特に印象に残った言葉

・何度も言うが、感謝をすれば、脳の潜在意識を肯定的に変えることができる。

この2作は違う構成であるので、是非、同時に読まれる事を、お勧めします。
(どちらか1冊と言えば、実践書でしょうが …)
西田氏の過去作を知らない方でも、この2作からスタートで十分過ぎる内容です。

CDも聴いてみましたが、強烈に”明るくなる部分”があります。
強烈過ぎて、ニコニコしながら聞き入りしたね。

◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*

私が西田文郎氏を知ったのは、「読書のすすめ」の清水克衛さんからでした。
(『ツキの大原則』発売時)
そこから、ほぼ同時期、斉藤一人さんも知りました。
中村天風師は、西武ライオンズ優勝時の広岡達郎監督の書籍から知りました。

今回の2冊を読むと、西田文郎氏、斉藤一人氏、中村天風師の3人各々の思想に、似通った肌触りを感じます。(その他著名な著者もですが)

この3人は、脳科学、商売、ヨガと根源が違いますが、よき思想は普遍的で繋がっていることを、改めて感じさせられましたね。
同時に、そこでの「学び」を実践した人々が、「思い」を実現している事を、再び思い起こさせた2冊でした。

今日も、ここまで、あなたの貴重な時間で、
“「本学」講座” をお読みいただき、有難うございます
マインドマップ読書感想文 トラックバックURL : http://app.blog.livedoor.jp/smoothfoxxx/tb.cgi/51401193

2008/4/14 月曜日

裸でも生きる - 25歳女性企業家の号泣戦記 山口絵理子(著)

Filed under: 経営・経営者 — morinaga @ 22:14:24

情熱大陸 - 山口絵理子(バックデザイナー)
トラックバックURL:http://blog.mbs.jp/cgi-bin/mt-tb2.cgi/443

【 目 次 】

第一章 原点。学校って本当に正しいの?
第二章 大学で教える理論と現実の矛盾
第三章 アジア最貧国の真実
第四章 はじめての日本人留学生
第五章 途上国発のブランドを創る
第六章 「売る」という新たなハードル
第七章 人の気持ちに甘えていた
第八章 裏切りの先に見えたもの
第九章 本当のはじまり
エピローグ 裸でも生きる

★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆

アジア最貧国 バングラディシュで、 「自立したビジネスを立ち上げて、この地に光を灯したい」との思いから起業した著者の苦悶苦闘・号泣まみれのストーリー。

とにかく、粘着力と言うか起き上がり力が凄い。
これを読んで、感じるのは『号泣』の描写ばかりである。
(数えてはないが、10回以上の泣いた描写があるはずです。)
と同時に、感じたのは異国でも日本でも、べらぼうな孤独感でした。

賢い人間から見れば、「思いつき・思慮不足で使命感からだけの直情行動」ばかりですが … しかし、強い。
賢い人間は防御や自己保身(これはこれで社会生活には必要)で乗り切るだろうが、逆に絶対にここまで強くない。
思いこみと行動から発する行動で、痛い目に会うばかりだが、失敗に挫けない。

プリミティブなSomethingを、ひしひしと感じたました。
それらを、決定的に表している言葉がこれです。

周りの反対の声の中、私が拠り所にしたことは、
たとえば尊敬する人の言葉でも、
  素晴らしい本でもなんでもなく、自分自身だった

基本的に、生命力とは自己肯定力だと常々思っていたので、ある種納得できる。

★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆

しかし、違う視点で読んでも、多くの学びがある。

多くの欺き・誹謗・嘲笑・叱咤の度に泣いていた、山口さん。
ここは結構、重要なポイントであると思えるし、実際、意味があったと言える。

山口さんはその言葉に対して行動してきている。

・援助的な意味でなく、ビジネスとして誇れる商品を供給する。
・品質向上の為、職人修行を思いつく。
・騙され続けて、ビジネスの仕組みづくりに目ざめた事。

これは、一人では思いつかない”現実への気づき”の部分であるといえる。

また、山口さんが不撓不屈であったのは確かだが、しかし、同時に山口さんが学んだ事が支えになっていたのも事実

・ジュード(天然繊維)を知って、
   「途上国発のブランドを創る」との使命感。
・「この地に希望の光をともしたい」という会社ミッション。

この理念は、大学時代での学び、ODAやアメリカでの経験が礎になっているだろうから。

自己肯定力は、様々な経験をしたり、種々の価値観を知る事によって弱まる(迷う)事がある。
だからこそ、多くを学び、本物を学ぶ事によって自己肯定力を形造る必要がある。
(「現場、現物、現人」、もちろん本、DVD、etc ・・・)

★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆*★*☆

最後に書かれていた言葉

ただ、生きるために、生きていたバングラデシュの人。
  その姿を見ていたら、問いかけられているようだった。

「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、
           やりたいことをやらないんだ?」

今日も、ここまで、あなたの貴重な時間で、
“「本学」講座” をお読みいただき、有難うございます

2008/4/12 土曜日

お客をまとめてつかまえる「セミナー営業」の上手なやり方 斉藤 芳宜(著)

Filed under: 営業・販促 — morinaga @ 23:21:36

船井総研・斉藤芳宜の「必要・必然・ベスト」

突如、アマゾントップセラーの上位ランキングされて読んだ一冊です。
特定期間にキャンペーンを行いランキング上位に出てくるのだが、
これらの手法のおかげで、全国的に知名度がない著者を知る事が多い。

斉藤 芳宜氏も、これまで個人的には知らなかったのだが、
この著作、現場担当者にはうってつけの手引書と言える。
セミナー開催に関して、始まりから終りまで順番に詳細に記載されている。

【 目 次 】

  1章 セミナー企画の立て方
  2章 成功の8割を握るセミナー準備
  3章 行列ができるセミナー集客法
  4章 満足を最大化する運営法
  5章 受注につなげるアフターフォロー
  6章 継続するための仕組み作り

セミナーに関する丸ごとノウハウなので、!な部分をいくつか。

まずは、「1章 セミナー企画の立て方」から

 セミナーのネタはターゲットの視点で探す
  ①顕在化されたニーズ
  ②潜在的なニーズ
  ③セミナーで解決したいニーズ
  ④セミナーに参加する裏ニーズ

開催地やその他の特典も、重要な要素になるというのは真面目な人ほど考えつかないですね。
誰もが、課題の解決だけが目的ではないですから。

新しいアイデア = 目的 × 着眼点 × 変化・加工

ここでは着眼点に関して、ターゲットの構成要素をバラバラにした後、最後に変化・加工するとあります。

 ①期間を変える(3年で1人前にする → 6ヶ月で一人前にする)
 ②速度を変える(ファストフード → スローフード)
 ③対象を変える(消費者層 → 富裕者層)
 ④価値を変える(無料にする、有料にする、高くする、安くする)
 ⑤置き換える
 ⑥常識と逆さにする

この他の思考方法は、他のアイデア本を読むと共に一度まとめておくべきでしょう。思考の加工法 30ケ条みたいに

もうひとつ、本書で面白かった「章6章 継続するための仕組み作り」から

セミナー終了後、成果を見る為には必ず数値で把握する。

 ・DM反響率
 ・セミナー出席率
 ・アンケート回収率
  etc …

有名な企業では、まず必ず結果(数字)から報告します。
数字が結果を物語る為、曖昧な言い訳など出ないからです。
結果(数字)が行動を物語っているからと …

終わった直後に次のセミナーを企画する。

体感したホットな感覚で、内容を把握でき、テーマを継続するか方向転換するか明確になると。

社会的な小さな時流から、キーワードを見つける事がセミナー成功継続のカギ

最近の例として、少子化・富裕層が挙げられていますが、それ以外もありますね。

ほんの数点を挙げてみましたが、この他もノウハウの塊です。
文章のみでなく、写真、図など実例も豊富で、セミナー営業していなくとも参考になる事間違いない一冊です。
著者のみならず、船井総研の企業としての凄さ・素晴らしさを実感した1冊です。

今日も、ここまで、あなたの貴重な時間で、
“「本学」講座” をお読みいただき、有難うございます。 

2008/4/5 土曜日

利益の方程式 - 商売は粉もの屋に学べ! 勝間和代(著)

Filed under: 勝間和代さん — morinaga @ 2:00:05

勝間さんの経歴・キャリアを見ると、上記のように変遷してきています。

①公認会計士資格取得
②アーサー・アンダーセン(監査法人)
③チェース銀行
④マッキンゼー(コンサルティング)
⑤JPモルガン証券(証券アナリスト)

このうち、コンサルティングでの経験からの本格的著作はなかったのですが
(既刊の随所で垣間見れましたが)、
ついに、本格的な企業活動に関する書籍といえます。

今回は、「利益」に関してで、非常に多角的な見地から書かれています。
いつもの如く、参考文献とその概念を絡めており、この本で終わることなく拡がりが持てます。
内容が豊富すぎるので(笑)、目次に沿ってざっと概観していきたいと思います。

=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・

| 第1章 なぜ、利益の概念が必要なのか


 
「売上増は七難隠す」といった言葉から、売上管理中心だった概念での問題を提起しています。もはや、日本国内では殆んどの市場で飽和状態の為、売上高が利益に結びつきづらい。加えて、少子化の面からも与える影響がいかに大きかと。
マクロ的な視点だけでなく、大企業・中小企業の問題点まで踏み込んでいます。第1章に関連した「必読の一冊」との事です。
 
| 第2章 利益はどう計算するのか


固定・変動費からの視点での問題点(現場での行動規範にしずらい)を指摘。
そして、。(勝間さんのコンサルタント・証券アナリストでの経験から、この本のエッセンス・キモがここで提示されています。

「万能利益の方程式」
利益=(顧客当たり単価
    ー顧客当たり獲得コストー顧客当たり原価)×顧客数

ここからは、全てこの方程式をもとに進みます。
ここで最も注目は、 「現代ビジネスの特徴」と言いきっている「顧客当たり獲得コスト」です。

財務会計に関して入門編の1冊。

| 第3章 利益を上げる方程式の解き方


ここでは、簡単に方程式の各項目の説明です。
それぞれにおいて効果を上げるのは、単純な話と述べられており、私も読んでいる途中でもそう感じました。
ただ、全部を読むと、過去からの日本でのビジネス慣習の問題点が絡んでおり、その辺も見落とさない必要がありますが。

4つの原則の実行はそれほど単純な話ではない

結論的に、上記題名のパラグラフでまとめています。
この意味の深さも、この後の章を理解しなければ、簡単な字面にしか読めないですね。

ここでは、問題解決手法が必要であり、その為の一冊との事です。

| 第4章 原則1 どうやって顧客単価を上げるのか


基礎知識1 顧客単価が利益に最も影響する
基礎知識2 顧客単価と潜在顧客数は相反する
基礎知識3 顧客が増えるほど、平均顧客単価は下がっていく
基礎知識4 顧客の持つニーズ、とくにコンプレックスの大きさに応じて顧客単価は決まる
基礎知識5 プライシングとは、顧客が気持ちよくお金を支払ってしまう仕組みのことである
etc.

 
バリュー・プライシング、可処分所得、コンプレックス市場(薄毛・肥満・豊胸・金儲け・恋人探し等々)
下流社会、ミシュランガイド、アルマーニ等々の例から顧客単価の引き上げについての章です。
B2Cのみならず、B2Bまで転用できる実証プロセスまで説明しています。

マッキンゼーにおけるプライシングの良書との事です。

フォーカス・グループ・インタビューの手法が記載されているとの事です。

|第5章 原則2 どうやって顧客獲得コストを下げるのか


基礎知識1 商品力が顧客獲得コストを下げる
基礎知識2 顧客を積極的に選択することが顧客獲得コストを下げる
基礎知識3 顧客獲得コストはちょっとした工夫で大きく変わる
基礎知識4 顧客の獲得も重要だが、ロイヤル顧客の維持はもっと重要である
基礎知識5 口コミは究極の顧客獲得手段である
etc.

「集団の知恵の法則」(有名なのはWikipedia)、ジップの法則、ヒューリスティク、口コミ等から顧客獲得コスト削減を記しています。
その他にもイノベーション、バズ・マーケティング等の必須事項ばかりです。

技術革新におけるジレンマを記した必読書ですね。

クチコミの原点で、これも必読書です。

|第6章 原則3 どうやって顧客原価を下げるのか


基礎知識1 原価には業種ごとの相場がある
基礎知識2 過剰な品質、過剰な設備投資、過剰な人員投資が原価高を招く
基礎知識3 価格以外の軸を原価に持ち込むと原価引き下げのアイデアが生まれる
基礎知識4 仕入先を工夫すると原価は下がる
基礎知識5 結局は地道なベンチマークが決め手になる
etc.

プレステ、Wii、DS、NEC、ガリバー等を例に顧客原価に関して述べています。
有名な京セラの原価管理も言及しています。

「イノベーションのジレンマ」の続刊で、どうすべきかに踏み込んだ必読書です。

これも知っておかなければならない、概念です。

コスト削減の方法とその効果を記した名著です。

|第7章 原則4 どうやって顧客数を伸ばすのか


基礎知識1 何はなくとも「S字カーブ」の法則は理解をする
基礎知識2 顧客セグメンテーションの基本はやはり年齢・性別・所得にある
基礎知識3 潜在顧客数の規模は事前にほぼ把握できる
基礎知識4 団塊世代、団塊ジュニア世代が重要である
基礎知識5 客寄せビジネスと受け皿ビジネスの両方を用意する
etc.

「イノベーションの普及」と「キャズム」で提示された概念をもとに、顧客数の伸長について記されています。(「イノベーションの普及」と「キャズム」を知らずともここを読めば、必須概念を知る事ができます。)

これも超有名な必読書です。

戦略・戦術論のみでなくマクロ的な視点も、勝間さんの優れた部分です。

|第8章 明日からできる行動習慣


顧客単価を上げるための行動習慣10
顧客獲得コストを下げるための行動習慣 10
顧客原価を下げるための行動習慣10
顧客数を増やすための行動習慣10
etc.

勝間さんの著作の特徴といえる最終章です。
とにかく毎回、 「まとめ、まとめ、まとめ」と繰り返しと簡略化で締めています。
また、必ず行動に繋がるような締め方でもあります。

=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・

「新インディ」が出版された時点で今後の方向性が難しいかなとも考えていましたが、
全くもって期待を裏切るというか、予想を遙かに超える「停滞無き上昇気流」です。
底力を見せた一冊と言えます。

過去を振り返っても、個人の活動で、(一般ビジネス人に)ここまで広く影響を与える人は
ちょっと思い浮かばないですね。かつて一世を風靡した経営者・コンサルタントを振り返っても、裾野の広がりと影響度では桁が違うと言えます。

冒頭でも記しましたが、勝間さんの著作で顕著な特色というのが、本書を読む事で多くの知識・ヒントを学べますが、同時に「知覚の扉」の役割も担っているといえます。
個人ノウハウでなく先人の知識を見事に活かしきっているだけでなく、広範に知らしめている部分も素晴らしいの一言です。
(通常、それ程売れないような専門書・高額書が売れるのみならず、絶版本も復刻させています。)

今年も、勝間さんの活動から目は離せないと言えます。

今日も、ここまで、あなたの貴重な時間で、
“「本学」講座” をお読みいただき、有難うございます。 

HTML convert time: 0.898 sec. Powered by WordPress ME