2007/8/25 土曜日

フィードがグーグルの世界制覇を阻止する! 小川浩 著

Filed under: Web・IT — morinaga @ 16:27:19

梅田望夫/茂木健一 著作の「フューチャーリスト宣言」で、
“サーチ アンド チョイスの前の志向性が全ての始まりだ” という部分が非常に印象に残っていた。

ビジネスでの、重要キーワードとして “スピード” というのが、経営者・起業家での著作で判を押したように見受けられる。
“スピード” 、すなわち、誰よりも早く未来と思われる状況を見て、経験できれば先行者の優位を得られると。

同様に重要なポイントとして、予測がある。
的確な未来を予測する事 - そして、予測した未来を実現する事。

この本は、著者が考える “Webの世界の次の展開” を書いています。
次のビジネスモデルを考える際の、ヒントがちりばめられた内容だと思います。

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( 目 次 )

まえがき フィードなしにはウェブは進化しない
第1章  ウェブ2.0とはなんだったのか?
第2章  多様化するウェブの世界
第3章  ウェブ2.0からフィード2.0へ
第4章  2007年はフィードビジネス元年
第5章  グーグルはフィードでも覇者であり続けるか
第6章  もっと深くフィードを理解するキーワード
第7章  フィード2.0時代のビジネスモデル
第8章  新しいパラダイムの誕生

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( 内容について )

●第1章  ウェブ2.0とはなんだったのか?
ウェブ2.0とは、「受信」「検索」「発信」「共有」の要素で構成されているが、
これに「通知」の要素が必要条件と著者は見ている。
そして、ウェブの理想と問題点を下記のごとくとらえている。

世の中の99.9%の人には価値が無い情報でも、その情報を必要とする0.01%の人に行きわたるデータベースの構築である。
実際、その方向に向かっている。

しかし、情報処理能力が向上しても、人間の処理能力は向上しない。
データの判断は人間がする為、多すぎると許容量を超えてしまう。
その弱点を補うツールが “フィード” であると。

●第2章  多様化するウェブの世界
 ・ロングテール盛隆による、ポータルサイト衰退
  ポータルサイトは通過点にすぎず、最も重要なものは、ディスティネーション・サイトである。
  既存ポータルサイトも、”狭い範囲の情報に特化した垂直型ポータル”へ
  変貌しているものもある。

 ・ウェブの歴史はスパムとの戦い
  メールマガジンからブログ・SNSへ、検索エンジンの進化
  (キーワードからリンク数への基準変換) などは、戦いと言うよりも、進化とも言える。

●第3章  ウェブ2.0からフィード2.0へ
 ・ウェブはアーカイブ・図書館で、フィードはニュース・新刊書である。
 ・情報ニーズの2極化 – 古くても価値ある・ディープな情報はウェブより、
  日々更新の大枠な情報はフィードより

●第4章  2007年はフィードビジネス元年
 ・情報取得の変遷
  ①ネットサーフィン 情報を五月雨式に見て行く
  ②検索エンジン  必要情報の閲覧
  ③フィード     最新情報の閲覧

 ・バーチャルからリアルの世界へ
  フィードは自分の分身であり、ネットの世界の中に行かなくとも、
  バーチャルからの情報を持ってきてくれる。
  これにより、ウェブに接する時間が減少できる。

●第5章  グーグルはフィードでも覇者であり続けるか
 ・第1回目は検索エンジンを使用するが、目的のサイトに辿りついたユーザーが、
  フィードリーダーに登録すれば、グーグルの領域から離れる事になる。
 ・グーグルへの対抗要素
  ①マイクロフォーマット – 世界標準データ形式でオープンな為、グーグルの土俵外である。
  ②マイクロソフト
    - ブラウザー自体がフィードリーダー化すると検索機能の重要性が減る。

  ③携帯電話 – 携帯性・即時性等

ここでの、ブラウザーのフィードリーダー化は、感じていた事であり、実現すれば、マイクロソフトの大きな武器になると思っている。

●第6章  もっと深くフィードを理解するキーワード
・フィードの特徴
 ①トラフィック   ページビューの争いであったウェブの世界より、選択の権限がユーザーへ
 ②コミュニケーション機能
 ③ユーザーがメディアになれる

●第7章  フィード2.0時代のビジネスモデル
・日産自動車のカーナビにフィードリーダーが搭載
・目的サイトへの到達の変遷
 ①ポータルサイトより
 ②検索エンジンより
 ③フィードリーダーより

ここでの結果、

「ページビューを集め広告をとるビジネスモデルの
機能低下が起こる。」

ということは、新しいビジネスモデルが出てくる可能性があり、
その実現がこの本で知りえた知識の活用法であろう。

●第8章  新しいパラダイムの誕生
・フィードこそがウェブ2.0 – ページビュー・広告がルールとは異なる競技が始まっている。
 コンテンツ・プロフェッショナル・プチ情報がキーワードと読めました。

今日もここまで、あなたの貴重な時間で、
“「本学」講座”をお読みいただき、有難うございます。

2007/8/17 金曜日

夢を叶える社長の「出会い」戦略  倉田俊相(著)

Filed under: 経営・経営者 — morinaga @ 9:57:59

“はじめに”で述べられた”著者の考察”は、実に的を得ていると言える。

「人脈の重要性」について書かれた本を読んできたかもしれません。しかし、 「人脈の作り方」にスポットを当てた書籍は殆んどなかったと思います。 なぜなら、その方法を語る事は、「下心」を見せるのと同義語だからです。 

—————————————————————————–  ( 目 次 ) 第1章 あなたはなぜ「出会い」を求めるのですか?第2章 「出会い」戦略を実践して、VIPとつながる第3章 名刺交換を「リアルな人脈」にする極意第4章 深くて強い「使える人脈」を形成する第5章 自分をプロデュースして「売れる製品」にする第6章 「出会い戦略」を今から実践するために —————————————————————————–  ( 印象に残った 内 容 ) ○第1章 あなたはなぜ「出会い」を求めるのですか?

現時点でのレベルはどうであれ、無理にでも背伸びしてワンランク上の環境に身を投じ、擬似体験をすること。

人は環境に影響されるものであるのだから、より成長志向のあるところに身を置くことが重要だ」と著者は語ってます。しかし、出会いによって「人生は変えていく」が、「自分らしさを失ってはいけない」とも… ○第2章 「出会い」戦略を実践して、VIPとつながる

人脈作りにはプレゼン能力も、流暢な話術も必要ではありません。 人が動くのは理論でなく、感情だからです。 ビジネスに、挑戦回数制限はないのですから、成功するまで繰り返そう。 「出会い戦略」でもっとも肝心なのは、話術でなく、話しかける「勇気」です。

ここでは、チャレンジ・勇気・情熱(執念)のプラス思考を、ひたすら語っています。 ○第3章 名刺交換を「リアルな人脈」にする極意

名刺の数でなく、「名刺交換後、何人と何回会うか」を意識する。

まさしく、そのとおりで、 「人脈」と「知り合い」は違いますから。 ○第4章 深くて強い「使える人脈」を形成する

無意識にいつも目にするものに、好意・好感を持つ。 → 要は、接触頻度を上げる。 → 相手の習慣の中に入る。 (決まった時間に連絡・接触をできるようにする。)

「相手の習慣の中に入る」と云うのは、秀悦です。メール、メールマガジン、ブログ更新なども、「対象とする人間が習慣化しやすいタイミング」を考慮すべきでしょう。 ○第6章 「出会い戦略」を今から実践するために

あなたの人生はいつまで準備中ですか?

“一日一日、生き切っている”ような人ほど、「まだまだ、全開じゃないと!」と感じている事が多いですね。

「根拠のない自信」を持って下さい

これは、成功する為の絶対条件の一つだと、強く思っています。順調な状況のみのビジネス・人生はあり得ないでしょうから。 理論による自己肯定のみでは、苦境・困難を越える事はできない。 理論的に考えて絶望的な状況で、どのように立ち振る舞うか?ですから。 そして、この6章の最後で記載されている内容は、締めにふさわしい言葉でつづられていました。

競争社会と呼ばれる世の中ですが、幸せを掴むのに人と争わなくてすむこともたくさんあります。 「甘い!」という声も聞こえてきそうですが、 自らの地道な「継続性」と「努力」、「そしてまず相手に与えるという行為」が肝心であると私は思います。

今日もここまで、あなたの貴重な時間で、 “「本学」講座”をお読みいただき、有難うございます。

2007/8/5 日曜日

企業元気化プログラム  小西正行 著

Filed under: 経営・経営者 — morinaga @ 17:58:32

前回の「ご飯を大盛り~」では、”サイドビジネス”、”商い”といった方面からの内容であった。
今回は、”成長志向をもつ企業”の社長が、自己の経験から書いた内容である。

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 ( 目 次 )

はじめに ~ もう、「小さな会社」とは呼ばせない
第1章 ビジョンなき経営者の限界
第2章 幹部社員が行うミッションとは
第3章 パッションが”脱・中小”のカギだった
第4章 プロ社員を生むアクション・プラン

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 ( 印象に残った 内 容 )

    ○はじめに ~ もう、「小さな会社」とは呼ばせない

この本は、『企業元気化!プログラム』を、当社の理念である
「ビジョン・ミッション・パッション・アクション」のステップごとにまとめてある。
残念であるが、「読んだだけで儲かる魔法の本」ではないが、
読んで実践すれば会社が変わっていくことは100%保証できる。

まず、この本での内容宣言である。
謙遜のようであるが、「読んで実践すれば~」以降は、著者の自信の表れでもある。

    ○第1章 ビジョンなき経営者の限界

部下に仕事を任せようと思った目的は何だったのか、
もう一度思い出してみてほしい。
「今の業績」をキープしたかったからか? いや、違う
「今よりもっと良い業績」を狙っていたから、であったはずだ。

悪循環によって、感情をコントロールできなくなった場合、
本質の目的を見失う事は、まま見る事象であろう。
上の言葉は、「業績」の部分を、自分の目的の言葉に変えて考えれば、
本来の立脚点に戻れる名言であろう。

小さい会社が脱皮して生まれ変わりたい時、優先すべき事は幻の即戦力をおいかける事ではない。
①期待した職務能力があるとは限らない。
②能力があっても、現状(社風・方針・他社員)への慣れが必要である。
③種々の問題をクリヤーして、期待どうりであっても、優遇すれば、 既存社員のモチベーションの問題が発生する可能性がある。

非常に地に足が着いた、経験則による言葉である。
安易な中途採用はには多くの問題点が内在する事が記載されている。

    ○第2章 幹部社員が行うミッションとは

非常に意味深い章であるといえる。
社長が著作で、自分の夢、会社の目標、社員一般に関して言及する事は
セオリーとも言えるが、幹部社員に対して明確に記載している事は稀有でなかろうか? それにより、この本が実用的である事の証明でもあろう。

私は、もっと幹部社員に危機感をもってもらいたいと思っている。
なぜなら、中小企業において、幹部は社長と同等の責任と役割を担っており
誤解を恐れずに言えば、「会社とは、幹部である」と表現しいてもいいと思っている。

“変化に強い会社になる”の部分では、失敗に対する心構えが書かれてる。

負けは投資であり、コストであり、勉強であり、勝ちへの布石である。

    ○第3章 パッションが”脱・中小”のカギだった

故ピーター・F・ドラッカーの言葉

人材への投資が最も効率的な投資である。

    ○第4章 プロ社員を生むアクション・プラン

私は社員に対して、「もっと調子に乗れ!」とけしかけることがある。
「よく調子に乗るな」という人がいるが、良い事も悪い事も、長くは続かないものだから、
良い事が巡ってきたチャンスを逃さず、思い切り調子に乗って
最大のパフォーマンスを上げるべきではないだろうか?

まさしく、人が伸びる時の状態の一つは「調子に乗った」時である。
「調子に乗る」と「うぬぼれる」は全くの同義語ではない。
自己成長の為、挑戦を行う事に「調子づけ」ればいいと・・・

企業を成長させるポイント

1.成長したいと考えている人「財」を採用する
2.成長したいと思える組織をつくる
3.成長の学びの仕組みを整える
4.目標となるリーダーを育成する

○あとがきにかえて ~ 誰にとってのバリューなのか?

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 ( ま と め )

目的意識が明確な著者であるが、同時に過程も実践的である。
成長志向もあるが、本書の内容は”プログラム”と銘打ったように
地道な実用的内容であり、”はじめに”で宣言された事も納得できる。

今日も、ここまで、あなたの貴重な時間で、
“「本学」講座” をお読みいただき、有難うございます。

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