フィードがグーグルの世界制覇を阻止する! 小川浩 著
梅田望夫/茂木健一 著作の「フューチャーリスト宣言」で、
“サーチ アンド チョイスの前の志向性が全ての始まりだ” という部分が非常に印象に残っていた。
ビジネスでの、重要キーワードとして “スピード” というのが、経営者・起業家での著作で判を押したように見受けられる。
“スピード” 、すなわち、誰よりも早く未来と思われる状況を見て、経験できれば先行者の優位を得られると。
同様に重要なポイントとして、予測がある。
的確な未来を予測する事 - そして、予測した未来を実現する事。
この本は、著者が考える “Webの世界の次の展開” を書いています。
次のビジネスモデルを考える際の、ヒントがちりばめられた内容だと思います。
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( 目 次 )
まえがき フィードなしにはウェブは進化しない
第1章 ウェブ2.0とはなんだったのか?
第2章 多様化するウェブの世界
第3章 ウェブ2.0からフィード2.0へ
第4章 2007年はフィードビジネス元年
第5章 グーグルはフィードでも覇者であり続けるか
第6章 もっと深くフィードを理解するキーワード
第7章 フィード2.0時代のビジネスモデル
第8章 新しいパラダイムの誕生
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( 内容について )
●第1章 ウェブ2.0とはなんだったのか?
ウェブ2.0とは、「受信」「検索」「発信」「共有」の要素で構成されているが、
これに「通知」の要素が必要条件と著者は見ている。
そして、ウェブの理想と問題点を下記のごとくとらえている。
世の中の99.9%の人には価値が無い情報でも、その情報を必要とする0.01%の人に行きわたるデータベースの構築である。
実際、その方向に向かっている。しかし、情報処理能力が向上しても、人間の処理能力は向上しない。
データの判断は人間がする為、多すぎると許容量を超えてしまう。
その弱点を補うツールが “フィード” であると。
●第2章 多様化するウェブの世界
・ロングテール盛隆による、ポータルサイト衰退
ポータルサイトは通過点にすぎず、最も重要なものは、ディスティネーション・サイトである。
既存ポータルサイトも、”狭い範囲の情報に特化した垂直型ポータル”へ
変貌しているものもある。
・ウェブの歴史はスパムとの戦い
メールマガジンからブログ・SNSへ、検索エンジンの進化
(キーワードからリンク数への基準変換) などは、戦いと言うよりも、進化とも言える。
●第3章 ウェブ2.0からフィード2.0へ
・ウェブはアーカイブ・図書館で、フィードはニュース・新刊書である。
・情報ニーズの2極化 – 古くても価値ある・ディープな情報はウェブより、
日々更新の大枠な情報はフィードより
●第4章 2007年はフィードビジネス元年
・情報取得の変遷
①ネットサーフィン 情報を五月雨式に見て行く
②検索エンジン 必要情報の閲覧
③フィード 最新情報の閲覧
・バーチャルからリアルの世界へ
フィードは自分の分身であり、ネットの世界の中に行かなくとも、
バーチャルからの情報を持ってきてくれる。
これにより、ウェブに接する時間が減少できる。
●第5章 グーグルはフィードでも覇者であり続けるか
・第1回目は検索エンジンを使用するが、目的のサイトに辿りついたユーザーが、
フィードリーダーに登録すれば、グーグルの領域から離れる事になる。
・グーグルへの対抗要素
①マイクロフォーマット – 世界標準データ形式でオープンな為、グーグルの土俵外である。
②マイクロソフト
- ブラウザー自体がフィードリーダー化すると検索機能の重要性が減る。
③携帯電話 – 携帯性・即時性等
ここでの、ブラウザーのフィードリーダー化は、感じていた事であり、実現すれば、マイクロソフトの大きな武器になると思っている。
●第6章 もっと深くフィードを理解するキーワード
・フィードの特徴
①トラフィック ページビューの争いであったウェブの世界より、選択の権限がユーザーへ
②コミュニケーション機能
③ユーザーがメディアになれる
●第7章 フィード2.0時代のビジネスモデル
・日産自動車のカーナビにフィードリーダーが搭載
・目的サイトへの到達の変遷
①ポータルサイトより
②検索エンジンより
③フィードリーダーより
ここでの結果、
「ページビューを集め広告をとるビジネスモデルの
機能低下が起こる。」
ということは、新しいビジネスモデルが出てくる可能性があり、
その実現がこの本で知りえた知識の活用法であろう。
●第8章 新しいパラダイムの誕生
・フィードこそがウェブ2.0 – ページビュー・広告がルールとは異なる競技が始まっている。
コンテンツ・プロフェッショナル・プチ情報がキーワードと読めました。
今日もここまで、あなたの貴重な時間で、
“「本学」講座”をお読みいただき、有難うございます。
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