2007/7/28 土曜日

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する 島田紳助 著

Filed under: 経営・経営者 — morinaga @ 18:48:13

著者の島田紳助氏には頭が切れ、勉強家であり、
財産運用にも長けているといったのイメージであった。

しかし、芸能人としての先入観もあり、
副題「絶対に失敗しないビジネス経営哲学」は
あくまで、セールス・アピールであろう程度の認識で読み始めた。

しかし、新書であり、170ページ程の本であったが、
予想外を遙かにこえて面白かった。
いや、確かに経験よる一種の経営哲学がを語られており、
面白いも超えていた良書である。

この本の構成は、以下のとおりです。

第1章 みんなが幸せにならなきゃ意味がない      
第2章 常識破りで魔法のアイディア
第3章 仲間こそが宝物
第4章 お金と成功

((( 内容、及び、印象に残った事 )))

( 第1章 みんなが幸せにならなきゃ意味がない )
はじめに、ことわりを述べている。

僕がいうビジネスは、サイド・ビジネスである。
これを書いておかないと、本業としてビジネスに
取り組んでいる方に失礼になる。

最初のこの一言を読んだとき、この本はサイド・ビジネスの
指南書的に書かれた考えた。
しかし、この先の言葉に、読み続けたいと思わせる一文があった。

25歳でビジネスを始めて以来、
25年間いろんなビジネスをやってきた。
嫁に「もういい加減にしたらええやん。しんどいだけやろ。」
と言われる。
僕は「失敗したらやめる」と答えてきた。

本業でなく、大人のゲームである以上、続行の条件は成功だ。
それを今日まで続けているということは、
宮本武蔵じゃないけれども、ビジネスにおいて、
一度も失敗、負けた事がないのだ

そして、この本の肝は、この第1章で語られている。

成功の条件 No1

本当に成功している店は、100軒のうち1軒ぐらいではないだろうか。
業界の常識どおりの店が大半であり、その常識は失敗の常識である。

成功しているのは、常識外れで、個性的で、特殊である。
(人も経営者も)
ただし、この場合の常識とは、世間や業界での常識である。
(一般的にみれば、不合理、理屈に合わない・・・)

要は、安直に常識に従うのではなく、合理的に考え、
そこから生まれる、”合理的な常識はずれ”は
ビジネスチャンスととらえる。
そのためには、物事を徹底的に合理的に考えなければならない。

成功の条件 No2

顧客満足度を高める為に必要な事は、従業員満足度を高める。
従業員が、職務に”やり甲斐”を感じる職場環境を
整えることができれば、
サービスの質は向上し自然と顧客満足度も上がる。

その会社で働く事が、それぞれの幸福につながるのであれば、
社員は本気で働く。
社員が本気で働けば、会社の業績は必ず伸びる。

本人の幸せと、会社の業績が一致するスパイラル構造を
作り出せれば、愛社精神なんてものは自然に育つ。

( 第3章 仲間こそが宝物 )

他人の為に力を出せない人は、
自分の為にだって本当には頑張れないのだ。
他人の仕事だといって手を抜く人は、自分の仕事だって手を抜く。

100%自分の為だけの仕事なんてあるわけないからだ。
反対に、100%他人のためだけにする仕事もない。

小さな世界や場所で、自分の回りのみ見渡して過ごしていると、
損得勘定のみが発達してくる。
しかし、広い世界、多くの人と出会った人ほど、
同じような意味の発言が多い。

( 第4章 お金と成功 )

最後に、心斎橋のビルの店 『寿司 はせ川』の壁に掛けた言葉を記している。

○どこへ行きたいかわからぬ者に
  進む道などわかるはずがない

○うまくいかない事を環境のせいにする人間は
  絶対にしあわせになれない

○70%の自信が日々勇気をくれ
  30%の不安が努力を与えてくれる

○世の中にスーパーマンはいない
  ただ、人よりほんの少し
  ほんの少し勝てば世の中の勝者となる

○一年努力しても、一瞬の手抜きでチャラになる
  人生は耐久レース

○世の中の全てを愛する必要はない
  自分を愛してれる人、
  信頼してくれる人を愛せばいい

○夢中で努力している瞬間
  ずいぶん、時間がたてば、気づく
  あの頃、字のごとく夢の中だった

○人生プラス・マイナス・ゼロである
  しかし、マイナスをプラスに変えた人が勝者になる
  失敗してしゃがんだ後はジャンプです

○他人の為、家族の為に働くのではない
  自分が幸せになる為に
  努力し働くのです

○夢を叶える最大の方法は、
  強く強く念じ、強強くイメージする事
  そして酒を飲み語る事

 チームはせ川で夢を持ち、努力し、
   一緒に感動し、共に笑う、そんな仲間でいましょう

この言葉の直前に、 「素人のサイド・ビジネスの指南書を書くつもりだった」と
記しているが、それをこえた内容であった本書である。

今日も、ここまで、あなたの貴重な時間で、
“「本学」講座” をお読みいただき、有難うございます。

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